17日目の(1)
勝沼宿ー栗原宿


36.勝沼宿(山梨県) 行程
10ヶ月ぶりに甲州街道に戻ってきました。
梅の香が漂う季節なのに、どんよりと曇った空から、ぽつぽつと雨が降ってきました。
今日の行程は、上町の交差点から。

槍掛けの松

上町交差点にある本陣だったお宅
上町の交差点の角のお宅が
本陣だったそうです。
お隣の『槍掛けの松』があるお宅は、
明治の頃、製糸業を営んでおられたそうで、
本陣のお宅と苗字が同じではあるけれど、
こちらは本陣ではないそうです。
それにしても、随分立派な松!
江戸時代のものが、そのまま残っているのでしょうか。

脇本陣は2軒あったそうですが、
場所を特定することは出来ませんでした。
本陣槍掛けの松の碑

昔の面影を残す町並み

仲松屋住宅
上の仲松屋住宅は、
江戸時代の商家と明治になってからの
増築とがある貴重な建築だそうです。
外から見るだけで、公開はされていません。


古い街道の雰囲気が色濃く残っている勝沼宿には
いくつか倉がありました。
左の写真は、その一つ。
3階建ての倉は珍しくて写真に撮りました。
3階建ての倉

下の写真は、明治時代に建てられた『旧田中銀行』。 博物館として、無料公開されています。
ボランティアの方が、説明して下さって、お茶までご馳走になりました。

旧田中銀行正面

二階から見た裏庭
旧田中銀行の2階に、第二次世界大戦のとき、北白川宮家の女王さまが疎開なさっていたとのことで、
その当時の部屋の模様が見られます。

左は明治9年に建てられた祝学校と
明治13年に建てられた 勝沼学校の跡。
明治天皇御巡幸行在所となりました。
勝沼学校跡

甲府に向かって右側にあった神社

R411が旧甲州街道になっています。
高札場があったという等々力交差点
『甲州街道勝沼宿』の表示は、3箇所にありました。
上町、勝沼地域総合局入口、等々力の各交差点

時々見かけた特徴のある旧家

30番目の一里塚は、どこにあったか
分からなくなっています。
(30) 不明(日本橋から30里/117.8km)
延命地蔵尊と常夜灯の向こうにも
分岐した道があります。


山梨市に入りました。次の宿場は栗原宿です。



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