21日目の(2)
上三吹の交差点ー台ヶ原宿


20号線を横切ると、旧道の雰囲気に

左手から20号線が合流します。
20号線と合流する手前に休憩所あって、七里岩と釜無川の景色が楽しめ、
台ヶ原宿に繋がる20号線もよく見えます。
少し進んで合流点の更に手前に来ると、三吹一里塚があり、
「甲府ヨリ七里ナノデ七里塚トモ云ウ」と刻まれています。
.
休憩所

(40)三吹一里塚(日本橋から40里/157.1km)
20号線尾白川橋を渡り、花水坂を登る。

ここより台ヶ原宿
41.台ヶ原宿(山梨県) [行程
左:20号線  右:旧甲州街道 日本の道百選 台ヶ原宿

台ヶ原宿が、日本の道百選に選ばれているのは、諏訪に向かって左側にある手造り和菓子の店『金精軒』
右側にある造り酒屋『七賢』とがしっかり昔の面影を残しているからでしょう。

本陣があった場所は分かっているのですが、現代の建物に建て替えしてしまっています。
ただ、本陣の前にある秋葉常夜灯は大変立派で、火災と水害に見舞われ難渋した経験から
防火を祈願して、この地に立てられたものだそうです。


『金精軒』は創業明治35年(1902年)の老舗で、『信玄餅』の元祖だそうですが、
もう一つ『桔梗信玄餅』というそっくりなお菓子を作っているお店もあって、
食べ比べてみましたが、あまり違いがわかりませんでした。

この日、へとへとに疲れてやっと『金精軒』にたどりつきました。
お腹もすいていたので、いくつか和菓子を注文して、お店で食べました。
熱いお茶がサービスされて、ホッと一息つけました。


『金精軒』の向かいの大きな杉玉のある『七賢』山梨銘醸は、
脇本陣だった関係で明治天皇の安在所となりました。
そのとき使われた部屋は今も残っていて、お願いすると見せていただけます。
また、利き酒も、工場の見学もさせていただけます。
私は以前、ゆっくり『七賢』に来たことがあるので、今回は表の写真だけでスルーしました。

本陣跡と秋葉常夜灯

賑わっている金精軒
 
 『七賢』の棟続き 明治天皇行在所

  歴史ある造り酒屋『七賢』 
諏訪に向かって田中神社の少し先、左側に一里塚の石碑があります。

こんな可愛い石碑がーーー。 (41)台ヶ原一里塚(日本橋から41里/161.0km)

古い旅籠の建物が残っていました。


左の緩やかな坂道を登っていくと、
20号線に合流するのですが、
旧甲州街道は、合流点の少し手前で
右折します。

これで台ヶ原宿ともお別れです。



戻る  進む

[歴史の道を歩こうTOP] [甲州街道TOP][歴史][甲斐武田氏の史跡][甲州街道Q&A